
看護師の残業代、自己申告制にしていませんか?クリニックで多い未払いリスク
「残業した分は自己申告で出してもらっている」
多くのクリニックで見られる運用ですが、実はこの方法には大きなリスクがあります。
よくある運用
• タイムカードはあるが、残業は申請制
• 申請がなければ残業代は支払わない
• 「みなし」で一定時間だけ支給
一見合理的に見えますが、これだけでは労働時間を適切に把握しているとは言えません。
なぜ問題になるのか
労働時間は「使用者が把握する義務」があります。
つまり、本人の申告任せでは不十分です。
例えば、
• 申請していないが実際は残っていた
• 上司に遠慮して申請していない
こうしたケースでも、実態として働いていれば残業代の支払い義務が発生します。
実際のリスク
• 未払い残業代の請求(過去3年分)
• 労基署の是正勧告
• スタッフとの信頼関係悪化
特に看護師は業務終了後の記録や片付けなど、“見えにくい残業”が発生しやすい職種です。
実務的な対策
• 客観的な打刻(ICカード・勤怠システム)
• 残業の事前申請+実績との突合
• 定期的な実態チェック
ポイントは、「申告させる」ではなく「把握する」体制に変えることです。
まとめ
自己申告制そのものが違法ではありませんが、それだけに依存するのは危険です。
現状の運用が適切かどうか、一度見直すことをおすすめします。
